エリートネットワークの転職支援のスタンスを、転職プロセスに沿って
コラム形式でお届けします。はじめての転職をお考えの方、是非ご一読ください。
確かな統計を取った訳ではありませんが、我々転職カウンセラーが日々接する中で、個人が就職した企業で、あるいは転職後の会社でうまくゆかなかったり、完全にテイクオフし切れなかったりする場合、仕事内容そのものもさることながら、その組織や社風に肌が合わずに馴染めなかった、というのが原因の大部分を占めるのではないだろうかと常々感じています。 ゆえに我々(株)エリートネットワークでは企業選びの際、転職希望者の方々に面接をセットアップする際、ひとつのポリシーを貫いています。
それは、「制度よりも風土を大切にしたい」との考え方であります。どういうことかと申しますと、各企業についての制度面というのは、公開された様々な資料(上場企業なら、有価証券報告書を筆頭に、会社四季報や各社のホームページ等)にデジタルデータとして公表されています。つまり、事業内容は、どういうことをやっていて、資本金がいくらで、従業員が何名、売上高が○○億円という類の情報であります。これらのデジタルデータは会社選びの際勿論重要でないことはないでしょう。しかしながら、実際に個人の目線から見て、万が一、入社後不幸にもしっくりこない、居心地が良くないと感じる場合、それは本人にとって資本金の額が合わなかった訳でも、従業員数や売り上高の多寡が合わなかった訳でもないハズであります。飽くまでも、社風や風土、企業文化という目に見えなくて事前に計測し辛く、数値化出来ない、アナログ情報といえる「空気」や「雰囲気」に息苦しさを覚えるからであろうと思われます。だからこそ、我々、(株)エリートネットワークの転職カウンセラーは、来る日も来る日も暇を惜しんで自ら企業に足を運び、実際にその職場を目で観、鼻で嗅ぎ、耳をそば立て、体感することを励行し、極力、“風土”の部分を転職希望者の皆様にそのままお伝えしようと願っております。
面接をする側の人事マンも、新卒の方ならともかくも、中途のキャリア組の方を採用する場合には、当該企業のデジタルデータのみならず、社風や企業文化のようなアナログデータをも極力把握してから、面接に臨んでもらいたいと望んでおられるのであります。ですから、就業中の方は、日常の忙しい業務の合間、もしくはオフビジネスの時間帯を縫うように、面接に臨むことになることと存じますが、遠慮なく今一度我々転職カウンセラーに尋ねるなりご質問され、確かめて頂いた上で、面接当日を迎えて頂ければと願って止みません。
間違いのない会社選びは、風土選びに始まり風土選びに尽きるといっても過言でないでしょう。