>CCIEとは、Cisco Certified Internetwork Expertの略で、世界最大手のネットワーク機器メーカーCisco Systems社による技術者認定プログラムの最高位の資格です。CCIEを取得していることは、ネットワーク技術者として最高の知識・技術を持っているとみなされます。
CCIEは、同じくCisco Systems社が認定する資格であるCCNAやCCNPの上位の資格にあたります。試験は英語でのみ行われ、コンピュータ試験に加え8時間の実技試験が行われるなど、難易度が非常に高く、さらに、認定されるには2年以上のCisco Systems社製品の取り扱い、障害対応の実務経験が必要となります。全世界で通用する資格ですが、その難易度から日本ではまだ有資格者は数百名程度と、業界でも希少価値の高い資格です。
CCIEには、Routing & Switching、Security、Service Provider、Storage、Voice、Wirelessの6つの認定分野があり、Routing & Switchingの取得者が最も多くなっています。
【CCIEの転職について】
IT企業を中心に、コンサルティングファームや金融系システム会社などでニーズがあります。
システム会社等では、プロジェクトの受注の際、条件にCCIE有資格者がメンバーにいることが必須とされる場合もあるなど、企業にとっても大切な存在です。
取得の難易度からも、CCIEを採用人材の必須条件とする求人が多いとはいえませんが、有資格者が歓迎されることは間違いないでしょう。ただし、転職の際には資格を持っていることに加え、企業での実務経験が重視されます。