MBAとは、Master of Business Administrationの略で、経営学の修士号のことです。研究者ではなく、企業経営の実務家を養成することを狙いとしてアメリカで誕生した学位で、ビジネススクール(大学院)で提供されているMBAプログラムを修了した人に授与されます。
MBAのカリキュラムは、短期間でビジネスのプロフェッショナルを育成することを目的とし、ファイナンス、マーケティング、経営戦略など、様々な専門知識の習得はもちろん、ビジネスリーダーとしての素養を磨くための経営の疑似体験に重点が置かれています。
2年で修了するコースが一般的ですが、1年程度の短期コースや働きながら学べるように夜間コースを設けているビジネススクールもあります。
以前より欧米企業ではMBAは経営幹部への登竜門とされてきましたが、日系企業でも幹部候補としてMBAホルダーを採用する企業が増えています。
【MBAの転職について】
戦略コンサルティングファームや一般会社の経営企画・財務などの部門でMBAホルダーが求められるケースが多くあります。また、財務バックグラウンドのMBAホルダーは財務アドバイザリーファームやファンドなど、金融系企業でも活躍しています。外資系企業ではマーケティングや人事など、多様な部門でMBAが歓迎されます。